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ドバイ設立や日常生活でよくある現地用語集やテンプレ

MDSは中東では日系最大手の法人設立・会計監査法人であります。上場企業含め、多くの日系およびアジア圏の会社様の法人監査を数百社を超える実績を持ちます。


皆様が海外で挑戦する手助けになればと思い、これら手続きで過去必要になった資料やテンプレート、ノウハウを皆様に一般公開しております。もし何かしらの助けになれればと思います。





【1】 (MOA) Memorandum of agreement

会社が設立される際に作成される「基本定款」であり、会社の目的、名称、登録事務所の所在、そして会社の活動範囲を定める主要な書類です。これは利害関係者(株主や取引先など)に対して、会社の基本的な構造や事業内容を伝える役割を持ちます。

【2】(TL) Trade License

これは日本でいう会社謄本のようなイメージです。どのような事業をやっているか、誰が代表で、誰が株主かなどが記載されてる証明書です。銀行口座や、法人名義で何かを契約する際は必ず求められるものです。ライセンス番号なども全てここに記載されています。

【3】(VAT R) Vat Registration


【4】 (TRN) Tax Registration Number

​日本でもある税務番号です。これらを請求書に毎回記載することを求められます。 TRN番号(税務登録番号)は、ドバイでは200,000AEDを超える事業者が対象です。その為法人設立後はすぐに請求書を作成し始めてください。請求書の合計が年間で200,000AEDを超えた時点で弊社にてTRN申請を行います。番号発行には2ヶ月程度かかります。発行後に作成する請求書のみにTRN番号を記載してください。それ以前の分は不要です。

【5】 (FTA) Federal Tax Authority

税務局、または国税庁と同じです。

【6】(STA) SHARE TRADE AGREEMENT

通常MOAと一緒に作成されますが、株式譲渡などがある場合はMOAと同同じ用紙にShare Transfer Agreement and Amendment to the Memorandum of Association と記載されたりします。日本でいう「株式譲渡契約書および合意書」みたいなイメージです。

【7】(PO BOX)

ドバイでは実際の住所とは別に書類の送り先を指定することができます。このPO Boxは上記で説明した会社の登記簿謄本(TL)に記載されています。ここに送られる書類などは全て弊社側で管理ができます。

【8】 (SA) Selling Agreement

譲渡契約書または売却契約書です。株式譲渡などの契約書になります。これは日本同様、勝手にオンラインからテンプレをダウンロードして、個人間で締結していい紙です。これを元に上記のMOAやSTAを作成し行政に登録するだけです。もちろん個人間とはいい重要な紙です。

【9】(POA) Power of Attorney>

委任状です。例えば何かを契約するとき、自分のサインではなくても誰か信頼できる方のサインでいいと行政にPOAを通して登録します。

【10】(PA) Purchase Agreement

購入契約書です。

不動産の購入の際などこれを締結します。支払い方法や、期限など全てが記載されています。

【11】(TC)TENANCY CONTRACT

賃貸契約書です。物件の賃貸の契約などの際に必要です。行政のFMTがあります。サンプル画像はこちら

【12】(EJARI)

日本でいう住民票、または住所証明というものです。この住民票を取得するには日本と同様、上記のTCを行政に提出して登録する必要があります。ホテルレジデンスなどでは、ホテルとしての扱いなのでEJARIは発行されません。よくEJARIを銀行に求められることがありますが、上記TCや、ホテルレジデンスが直接発行する住所証明書のみで可能な場合がほとんどです。Ejariのサンプル画像はこちら

【13】(DEWA)Dubai Electricity & Water Authority

電気水道局です。これをしないと電気水道が止まります。ウェブから支払いをします。まだアカウントがない方はアカウントを作成する際に「Premise number」が必要になります。この番号で政府は物件の部屋数を管理しています。これは通常であれば自宅の玄関ドアの外側にプレートで記載があるでしょう。万が一ない場合はご自宅の管理会社に聞いてください。通常、ホテルレジデンスなどはすでに賃貸価格に含まれているので対応不要です。EJARIがない場合登録ができないのですが すがゲストとして支払いはPremiseNumberを入れると可能です。Ejariを登録する必要がない場合がほとんどです。EJARIが発行されない物件はこれらが賃貸料金に含まれている場合がほとんどです。 DEWAの登録や支払い

【14】(EMPOWER)

これがドバイ独自の文化です。通常日本ならエアコンの利用料金などは個人が払います。しかし、ドバイの気候からエアコンの効率向上のためタワー全体でエアコン契約をしています。その為、上記DEWAとは別の行政にEMPOWER の支払いを行う必要があります。(もちろん建物によります)その場合エアコンを通す手続きが必要なため、EMPOWERを登録してください。EMPOWERの登録や支払い

【15】(Salary Certificate or Pay Slip)

Salary Certificate 銀行などで口座を作る際に要求される給与証明です。またこれらにスタンプとサインをしてご提出ください。スタンプは弊社クライアントであれば全員弊社が用意しております。管理画面の書類部分にアップロードされています。PaySlip従業員に給料を払う給与明細です。従業員を雇用する場合は毎月出してあげるといいでしょう。



【16】(Company Profile)

よく行政や銀行からリクエストされたりします。また特に銀行などの場合は日本にある法人などを記載すると印象がいいですので、なるべく日本法人の情報も綺麗に記載してください。



【17】(Request form)

例えば行政や銀行に対して変更を依頼したりする際に使うフォームですが、上記のSalary Certificate と同様のテンプレで内容だけを随時更新してください。

【18】(SERVICE AGREEMENT)

日本でいう業務委託契約書です。これらは日本側とドバイ側の会社で実体証明の重要要素になるためしっかりとご確認ください。またこの内容に基づいて請求書を作成してください。なるべく一定価格になるようなパッケージの記載を推奨しております。(例:SNS運用1アカウント:300,000 JPY / 6ヶ月契約)日本語版と英語版どちらもございます。書類上部に必ずロゴや会社情報を入れるようにしてください。入れ方はこちらで解説






【19】(LOAN AGREEMENT)

信託やBVIなどからの送金、また日本を含む国外から、ドバイ国内への送金など、自分のお金であったとしても銀行はマネロン防止の為証明書を求めてきます。請求書に基づく支払いの場合は請求書、そうでない場合は、例えば英語版で出資契約書、借用書などを作っておくと銀行への提出として便利です



【20】(PAY SLIP)

日本でいう給与明細です。従業員がいる方は、AL ANSARIから給与が支払われます。現地の従業員を雇っている方は特にしっかりと書類履歴を残しサインをもらうなどして従業員との関係性を構築していきましょう!



【21】(employment contract)

現地の基本的な雇用契約書となります。


【22】(DECLARATION LETTER)

申告をする書類です。例えば法人を設立したのに業務実態が長期でない場合や、銀行の取引が全くない場合などに申告書を入国管理局や銀行から要求されることがあります。ヘッダーの入れ方はこちらで解説


【23】(GDRFA)

GDRFA(ジェネラル・ディレクトレート・オブ・レジデンシー・アンド・フォーリン・アフェアーズ)は、ドバイ政府の部門であり、ドバイにおける外国人や駐在員のビザ、エミレーツID、居住関連サービスを管理しています。

【24】General Assembly / Board Resolution

株主総会における決議書(GA)及び役員会決議書(BR)。例えば国外の法人が株主になりドバイで法人を作る際などに必要となるものです。


【25】Share holder List / Company Shareholder Structure 株主構成図

国外の法人が株主になりドバイで法人を作る際などに必要となるものです。

【26】UBO / Legal Representative Appointment

法人を作成する場合に、最終的な受益者(Ultimate Beneficiary owner)や、法定代理人の選任を行う必要があります。例えばノミニーで設立している場合でも、最終的な受益者をしっかりと記載する必要があります。例えばですが株主もAさん、代表者もAさんだったとしてもUBOをBさんに指定することも可能です。また法定代理人においては通常は会社の代表者を指定することが一般的です。

上記のように随時更新しておりますので定期的にご確認ください。



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